30歳でマンションを買って、一番変わったこと。

マンションを買った理由は、資産形成だった。
30歳の時、私は初めてマンションを購入した。
理由はシンプルだ。
税制面や不動産価格の動きを考えると、買うなら早い方が良いと思ったからだ。
もちろん、不安もあった。
住宅ローン。
管理費。
修繕積立金。
毎月の支払いは決して小さくない。
「本当に払い続けられるのだろうか。」
そんな不安は常にあった。
それでも最後は、十分に調べた上で思い切って購入することにした。

一番変わったのは、お金との向き合い方だった。
結果として、そのマンションは値上がりした。
でも、それは結果論だと思っている。
私にとって一番大きな変化は、
お金について勉強するようになったことだった。
住宅ローン。
税金。
不動産市場。
マンションを購入したことで、今まで知らなかったことを少しずつ調べ始めた。
そこから、
インデックス投資。
ビットコイン。
賃貸経営。
レバレッジ。
資産形成について学ぶ範囲が少しずつ広がっていった。
振り返ると、
マンション購入は、私にとって資産形成の入口だったのだと思う。

「こんなに知らなかったのか。」
私は不動産会社で働いている。
もちろん、広報という仕事柄、営業担当ほど資産形成や金融の知識がなくても仕事ができる部分はある。
だからこそ、自分でマンションを購入するまで、お金について深く考えたことはなかった。
購入して初めて、
「こんなに知らなかったのか。」
と驚いた。
そして同時に、
営業担当は、経済状況や税制、ローン、将来設計まで考えながら、お客さまへ提案していたのだと気付いた。
住まいを売るだけではない。
その背景には、多くの知識があることを、自分が購入する立場になって初めて実感した。
そして、もう一つ気付いたことがある。
人は、自分事にならないと本気では学ばない。
私は本を読んだから資産形成を勉強したわけではない。
セミナーに参加したからでもない。
マンションを購入したことで、お金が初めて自分事になった。
だから自然と勉強するようになった。

資産形成は、興味を持った時から始まる。
もちろん、私は金融の専門家ではない。
資産形成についても、まだまだ勉強中だ。
Xを見れば、自分より詳しい人は本当にたくさんいる。
私なんて、まだ初心者だと思っている。
それでも、
あの時マンションを買わなければ、今ほど資産形成について勉強することはなかったと思う。
資産が増えたことももちろんうれしい。
でも、それ以上に大きかったのは、
お金を学ぶ習慣が身についたことだった。
資産形成は、お金が増えてから始めるものではない。
興味を持って学び始めた時から始まるものなのだと思う。
だから、これから資産形成を始めたい人に私が伝えたいことは一つだけある。
まずは一つ、自分事になる行動をしてみること。
それはマンションでもいい。
NISAでもいい。
証券口座を開くだけでもいい。
家計簿を付け始めることでもいい。
行動すると、分からないことが見えてくる。
分からないことが見えると、人は自然と勉強を始める。
私にとって、その最初の一歩が30歳で買ったマンションだった。

